本体価格¥11,000
【デザイン】
バッグとお揃いにも出来るモードな生地で数寄屋袋を作りました。
美しい薔薇柄はフランスのジャガード織で繊細に表現されています。黒地にスモーキーピンクの配色も絶妙なカラーバランスで、エレガント過ぎず甘くなり過ぎず、クール派の方でも持ちやすいモードな薔薇柄は探してもなかなか見つからないでしょう。
ジャガード織りとは、模様が立体的に見えるような織り方で作られた生地で、フランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカールが開発した「ジャカード織機」で作られることから、この名前が付いています。昔は絵が浮き上がるような織物を作る際、2人で糸を上下させながら製作していましたが、ジャカード織機の発明によって1人でも織れるようになり、広く普及していきました。正しくは「ジャカード織り」ですが、発音のしやすさから、「カ」が濁って「ジャガード」と呼ばれるようになったようです。
京都の西陣と言えば帯の産地として着物好きなら誰でも知るところですが、日本で最初にこのジャガード織を導入したのも、なんとこの西陣なのです。1872年(明治5年)に京都府が西陣機業関係者3名をフランスのリヨンに派遣して技術を学ばせ、帰国時に機械を持ち帰らせ、その後日本でも広く普及していきました。
「伝統」と呼ばれる世界でも実は外国から渡ってきたものがあったりするものです。着物の世界でも消え行く技術がたくさんあり、とても悲しいですが、嘆くばかりでなく先人達のように新しいものを柔軟に取り入れ、新たな伝統を創っていくのがこれからの着物の楽しみ方かもしれません。
(※西陣には伝統工芸品の西陣織をはじめ、たくさんの技術がありジャガード織はその一部です)
裏地もパッと見は無地ですが、実は豹柄のジャガード織りになっています。
着物愛好家の皆さんはもうお気付きだと思います、着物はコミュニケーションツールだということを。TANBIの数寄屋袋もコミュニケーションのきっかけになるようにと想いを込めて企画しましたので、男女問わず知的でユーモアのある方に持っていただけたら嬉しいです。
素敵なラッピングもご用意ございますのでギフトにも。
洋服に合わせてコスメポーチやトラベルポーチ、クラッチバッグとしてもお使いいただけます。
※日本製
※白無地化粧箱入り
※裁断によって柄の出方に個体差がございます。予めご了承ください。
【素材】
表地:ポリエステル100%(仏)
裏地:綿97%、ポリエステル3%(日本)
【サイズ】
ヨコ約22cm×タテ約16cm×マチ約1.5cm